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国境なきユマニチュードの活動紹介

About the activities of Humanitude Sans Frontières

お知らせ

「優しさの技術」を世界へ。ユマニチュードの普及に尽力する「IGMインターナショナル」

IGMインターナショナルZOOM取材の様子

フランスで生まれた「ユマニチュード®」。
その理念と技術は国境を越え、ヨーロッパやアジアをはじめ、世界各地へと広がりを見せています。

国境を越えてつながり合うユマニチュードの輪

国境なきユマニチュード推進本部では、ユマニチュードを国内外に普及・促進するための拠点として、「国境なきユマニチュード憲章」に署名した各団体の活動を発信してまいります。

今回は、その署名団体の一つである「IGMインターナショナル」に焦点を当て、ディレクターであるフランク・ドゥ・ヴィヴィー氏(以下、「フランク氏」)と、最高執行責任者(COO)のジョアン・パルテル・アラウジョ氏(以下、「ジョアン氏」)にオンラインインタビューを行いました。

■国境なきユマニチュード憲章とは
ユマニチュードに取り組んでいる8つの団体が、国境を越えて普及に協力し合うことを表明したものです。2023年11月、各団体の代表がフランス・モンルージュに集い、署名が行われました。

<署名団体>
(フランス)SASユマニチュード、エコール・ユマニチュード、IGMフランス、IGMインターナショナル、ペール・ファヴロン財団
(コロンビア)アルベイロ・ヴァルガスと守護天使財団
(日本)福岡市、日本ユマニチュード学会

IGMインターナショナルについて

IGMインターナショナル(Institut Gineste Marescotti International)は、ユマニチュードの国際的な普及を推進するために設けられた機関で、ユマニチュードの知的財産を保有するSASユマニチュードからライセンスを受け、各国における展開を担っています(独自の展開を行う発祥のフランスや日本を除く)。

一部の国ではフランチャイズ形式によりIGMが設置されているほか、それ以外の地域においてはIGMインターナショナルが直接活動や展開支援を行っています。各国のIGMに権利を付与するとともに、教育体制の整備や品質管理、事業運営の支援などを通じて、ユマニチュードの価値が世界で一貫して保たれるよう取り組んでいます。

IGMインターナショナルを支える人々

この活動を支えているのが、豊富な経験と専門性を持つフランク氏とジョアン氏です。
ディレクターのフランク氏は、経営学を背景に国際開発の専門家として活躍してきましたが、2012年よりIGMネットワークの開発を担っています。多くの国・地域において活動し、ネットワークの成長に貢献しています。

また、最高執行責任者(COO)であるジョアン氏は、医療従事者(看護師)としての経験を背景に、老年医学および認知症ケアの専門家としてユマニチュードの理念を深く理解し、国際普及の実務を担ってきました。各国のトレーナー育成や教育を通じて、自立した活動体制の構築と質の確保に寄与しています。

世界各地で芽吹くユマニチュード

現在、ユマニチュードは日本や発祥のフランスだけでなく、世界各地で実践されています。

その中でも、フランチャイズ契約を締結している3か国(ポルトガル・スペイン・シンガポール)では、各国にトレーナーが育成されており、それぞれの国が自立して活動できる体制が整えられています。

特に、日本とほぼ同時期に活動を開始したポルトガルでは、長年の取組みにより、ユマニチュードが深く地域に根付いているといいます。

これに対して、フランチャイズ契約を締結していない国(アメリカ・カナダ・韓国など)へはIGMインターナショナルが直接出向き、普及活動を行っています。

今後の国際展開について、両氏は「各国に一つフランチャイズを設けていきたい」との展望を語りました。その一方で、各国の文化や状況の違いに応じた対応や、フランチャイジーの質の確保といった課題もあり、展開の難しさについても言及しています。

高齢者ケアの枠を超えて:幼稚園や新生児ケアへの新たな挑戦

ユマニチュードは高齢者ケアに留まらず、「人と人との関係性=絆」を築くための技法です。
現在ヨーロッパでは、新たな分野への展開も進んでいます。

<教育現場での実践>
フランスやポルトガルでは、高校生向けのプログラムや、幼稚園教諭を対象としたセミナーが試行されています。生徒同士のコミュニケーションや、先生と子どもたちの関係性作りにおいてユマニチュードが取り入れられ、高い賛同が得られました。

<人生の始まりを支える>
フランスでは、産後間もない母親や、保育士、助産師を対象とした研修プログラムが計画されています。

【編集後記】連携を深め、世界へ発信

今回初めて、海外で活躍されているユマニチュードの担い手へのインタビューを実施しました。
インタビューの最後に、両氏は次のように語ってくれました。

「お互いをよく知り、信頼関係を築くことで理解はさらに深まります。福岡市の活動や事例をもっと詳しく知り、参考にしたいです。」

「今後も継続的に交流を重ね、情報を共有しながら、それぞれの取組みに活かしていきましょう。」

今後も、世界各地でユマニチュードを実践しその輪を広げている方々の想いと取組みをお届けしていきます。

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